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塚田 惇
画家
ヘッディング 1
人が”もの”を見るとき、目から”見るもの”の情報が入ってきます。その情報が脳に伝わり、”もの”が見えたと判断します。ただ、目からの情報が全て脳の判断材料として使われるのではなく、脳で”見るもの”の取捨選択が行われ、必要と判断されたものだけ見えていると感じるのではないでしょうか。だから同じものを見ていても、人によって”見え方”が違うのは、その人の取捨選択の違いによるものが多くの理由になっていると思われます。
”もの”を描いたり撮ったりしている者にしてみると、この取捨選択が良くも悪くも強い関わりをもってくるのが解ります。個性にもなり独善にもつながるものです。
作品をつくるときに、どれだけ多くの情報や考え方、感情や感覚を脳に蓄えて、それらを最適に使った完成予想図をもつことが大切なことと思います。
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